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突板のおはなし
2024.05.27
すずの果てしないたわごと
今回は突板のお話を少し。
家具、キッチンの製作の際に使用する仕上げ材料のひとつに、突板合板があります。
突板合板とは、天然の木を薄くスライス(約0.2㎜~0.6mm程度)して合板へ貼り付けたものです。
弊社ではご要望、案件に合わせてそれぞれの突板工場さんへ依頼をさせていただいております。
実際に突板がどの様に出来ていくかを少しだけご紹介させていただきます。
突板が出来上がるまでには大きく4つの工程があります
1.原木の伐採 (水揚げ)
2.原木の製材 (解体/おろす)
3.スライス工程 (刺身状にする)
4.貼り付け (盛り付け)
その中で4の貼り付け工程のご紹介をさせていただきます。(鮪の捌き方に似ていたり。。)
①使用する突板をセレクトします(板目や柾目、剥ぎ幅や貼り方向等を選定)
②スライスされた状態の突板をレイアウトに合わせて裁断をしていきます(幅、高さ)
③ベニヤに糊付けをします
④ベニヤに突板を並べて練付けていきます
⑤プレスをかけます
→突板ベニヤの完成
大まかですが、5工程で突板ベニヤが仕上がってきます。
(工場さんによって糊や貼り方等も違う為、大まかなご紹介とさせていただきます)
(写真は大阪の安多化粧合板さんにご協力いただきました)
この様にして突板ベニヤが製作されて木工の製作工場さんへ届けられます。
ようやく突板合板ができあがり、ここから家具、キッチンの製作に入っていきます。(もちろん素材の工程も製作工程の一環です)
実際に家具を製作する段階でも色々な工程がある事がわかりますね。
毎日の生活ので、インテリアの一部に天然木の質感を感じる突板を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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